1876年に生まれた中村天風は、当時死病であった肺結核にかかり日露戦争で軍事
探偵をを務めたほどの強く勇敢な心が、自分でもあきれるほど弱くなってしまったこと
に愕然とする。あんなにも強かった自分の心が、体が弱くなったことでなぜこれほど
弱くなってしまったのか。
天風は悶々と悩み、強い心を求めて宗教家や学者、哲学者に教えを請い、ついにはア
メリカやヨーロッパの近代思想までも求めて魂の遍歴の旅に出た。
そして、偶然のことからインド、ヒマラヤの麓でヨガの修業をすることになる。
ヒマラヤの大自然の中で、天風は宇宙には壮大な生命を育む創造と破壊のエネルギー
があることを直感した。そ
康泰旅行社してこのエネルギーは、人間の心の想いに従って極めて微妙
に応酬し、それは身体にまだ及ぶという心身相関の考えに至ったのである。その結果
「心身統一法」を創見することになるが、天風はそれを、日常どんなときでも、自分の
心に思うことを常に明るく、朗らかに、積極的にすることが大事であると易しく説いた。
人生において哲学をもつことは重要である。中村天風の人間性に溢れた思想を実感し、
その片鱗を心に写し取って、自分なりの「一
dermes 投訴人称の哲学」を獲得する一助となることを願
う。
「心が強くなる言葉」中村天風著より
うれしいのも、楽し
康泰旅行社いのも
辛いのも、悲しいのも、
みんな心なんです。だから、もしも、
人間に心がなかったらどうなるだろうか。
ということを考えてごらんなさい。
人間の心は、
人生の一切を
よりよく建設する力があると同時に、
また人生をより悪く破壊する力もある。